- アンドレアス・ベッカーはブンデスリーガシーズン直後に鼻の手術を受けた。
- カーチャ・アベルとグリット・ホフマン(ともにSCベルリン)は1か月間、背中の怪我のリハビリのためにウルムに滞在した。
- 94年ブリスベーン世界選手権で種目別平均台決勝に進出したユリア・ストラットマン(写真)は、現在デュッセルドルフでコーチの仕事をしている。
- 「最後の東独選手」の一人、ベアベル・ウィルゴスは現在1児の母親。(女の子、名前はメリーナ)3月にはさらにもう一人の子供を出産予定。彼女は故郷のロストックを離れ、ハノーファー郊外の町に住んでいる。彼女の夫は同じく89年世界選手権メンバーのエンリコ・アンブロス。彼は現在銀行員。
ドイツのホープ、グリット・ホフマンとカーチャ・アベルが背中の故障に悩んでいる間、ベルリンのチームメイト、カトリン・ケビッツがいくつかの試合で健闘している。11月27日から29日に行われたDTBカップでは、平均台で3位になった。
WDRの映像より
28th, September 1998
3月に公式にカムバックを表明し、(コトブス・グランプリを参照)ついにアンドレアス・ベッカーが試合に現われた。その復帰試合はビールフェルト近郊、レオポルズシェーエで9月12日に行われたレオ・カップ。この試合にはベッカーを含むSCベルリン、ドイツ選抜(ニキフェロウ、エルシュ、トバ、ヴァルター)、スイス、リトアニア、SCコトブス、それに地元のレオポスズシェーエのチームが参加した。ベッカーはつり輪で9.55点という、マリウス・トバに次いで2番目に高い得点をマーク。しかし他の種目は良い点数ではなかった。(あん馬8.30、平行棒8.65、鉄棒8.85)
その後ベッカーは9月26に行われたクラブ選手権(ブンデスリーガ)に出場。つり輪で最高点の9.70をマークした。この演技内容は決して古いものではなく、ベッカーは新しい技に取り組んでいた。彼のチーム、SCベルリンはOSCポツダムに勝ち、リーグシーズンの好調なスタートを切った。
写真提供: TG Saar
セルゲイ・ハーコフがトルコへの休暇旅行の支度をしていたとき、モスクワの知人からの電話が彼にショックを与えた。彼の友人でもあるロシアの選手、エフゲニー・シャバエフが心臓発作で路上に倒れ、そのまま帰らぬ人となったのだ。ハーコフにとってシャバエフはかつてのロシアのチームメイトであるだけでなく、現在のTGザールのチームメイトでもあったのだ。「こんな突然の死にはどうすることもできない。でもこれが人生というものだよ」とハーコフは語った。「僕たちのチームは重要なメンバーを一人失って混乱している。エフゲニーは今年も僕たちのチームに加わるつもりだった…」
TGザールはシャバエフに代わり、ドミトリー・バシレンコを招待する。しかし外国からのメンバーを替えるのに、3か月の期間を置かなければならないというルールにより、アトランタ五輪ロシア代表のバシレンコは12月初め、つまりシーズンの終盤にチームと合流することとなる。それまで、肩の故障から回復したハーコフは、苦戦を強いられることになる。
photos and text by
Katja Pfeilinsel
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